ついに来るべき時が来ました
イタリアGPはポールスタートのライコネンをフロントロースタートのシューマッハが1回目のピットインの間に抜いてその後独走という非常にシューマッハらしい勝ち方で優勝。ポイントリーダーのアロンソがエンジンブローでリタイアし、チャンピオンシップが2点差まで縮まるという重要なレースでしたね。我らがSUPER AGURIの琢磨もピットスタートから追い上げて16位フィニッシュと、ついにライバルのMF1より上位になりました。ここまでいろいろありましたし、レース中も燃料タンクのフタが閉まらないというトラブルを抱えながらも、SA06Bはよく走りましたね。加えてMF1はチームがオランダのスポーツカーメーカーの「スパイカー」に売却されることになり、TOYOTAから解雇されたマイク・ガスコインがチームに参画することが発表されるなど大きな動きのあったグランプリでしたね。
さて、いろいろあったイタリアGPですが、もっとも大きなニュースは皇帝シューマッハの今シーズン限りでの引退発表でしょう。状況証拠は前からいろいろ揃っていて、間違いないとは思ってましたが、こういう風に改めて発表されると感慨深いですね。そもそも自分がF1を本格的に見始めたのはセナ・プロスト・マンセル時代最後期の92年で、シューマッハはその年のベルギーGPにベネトンで初優勝をしました。そこから自分もずっとF1を見てきましたから、自分のF1歴はシューマッハの90勝とともに重ねてきた感じです。ベネトンで2年連続チャンピオンになって、1996年にロス・ブラウンやローリー・バーンといった優れたスタッフとフェラーリに移って、それまで低迷し続けたフェラーリの体制作りから始まって2000年に再びチャンピオンになったときには「シューマッハでさえフェラーリの立て直しに4年かかった」と感心したものですが、そこからは破竹の勢いで勝ち続け、積み重ねた勝利は90勝、ドライバーチャンピオンは7回、ポールポジションは68回という偉大な記録を残しました。F1ファンの中にはシューマッハが嫌いな人も多いと聞きますが、自分はシューマッハというドライバーは記録と記憶の両方に残る偉大なドライバーだと思います。今シーズン残りの中国・日本・ブラジルの3戦でアロンソを逆転して、ぜひ有終の花道を飾ってもらいたいです。
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